05 11/25 UP

“エレクトロクラッシュ”なんてレッテルはもういらない! パリのクリエイター集団、KITSUNE の最新コンピ『KITSUNE MAISON』に収められているのは、もはやダンスミュージックという枠さえ超えてリスニングにも適した普遍性を持つ、次世代ポップミュージックとでもいうべき楽曲たち。とはいえ、もちろん十分に刺激的である。

それにしても、毎回クリエイティブなコンピレーションをリリースするKITSUNE 。その秘密を主要メンバーであるMASAYA氏に尋ねると…。

「毎年KITSUNEはテーマを決め、それを自分たちの好きなアーティストにオファーし、曲を作ってもらっています。それをコンパイルするのがいつもの KITSUNE のコンセプト。しかしこの1年、僕らのオフィスには毎週20枚ほどCDが届きます…。今回のコンピレーションはデスクの上にあるCDの中から好きな曲を纏めたって感じですね」

ここで、もうひとつ質問。KITSUNE を含むパリのアーティストたちはエレクトロクラッシュ、あるいはニューウェーブリバイバルといったブームを先導しているような印象を受けるが、当の本人はどう考えているのだろう。

「リバイバルっていうかパリからはいまだにニューウェーブが消えたことはないですよ。みんな80年代から聞きつづけている。特にファッションピープルは好きですね」

というわけで、シーンのエッジを行く傑作コンピは、ごく自然なスタンスで作られているのであった。ところでMASAYA氏が好きな音楽を言葉で定義するとどんなもの?

「気分を変えてくれる音楽。思わず踊らされる音楽。テンションをハイにしてくれる音楽です」

Gildas&Masaya(KITSUNE )

『KITSUNE MAISON』 V.A.(P-VINE)

www.honeyee.com

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