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1970年代に発表した「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」などでカルト的人気を誇るアレハンドロ・ホドロフスキー監督が、「The Rainbow Thief」以来、23年ぶりに手がけた監督作がついに公開。自伝である「リアリティのダンス」を自ら映画化した。
舞台は1920年代、幼少のアレハンドロ・ホドロフスキーは、ウクライナから移民してきた両親と軍事政権下のチリ、トコピージャで暮らしていた。権威的で暴力的な共産主義者の父と、アレハンドロを自身の父の生まれ変わりと信じてやまない母に愛されたいと願いつつも 大きなプレッシャーを感じる。また、ロシア系ユダヤ人であるアレハンドロは肌が白く鼻が高かったため、学校でも「ピノキオ」といじめられ、現実世界と自分のはざまで苦しんでいた。スクリーンに突如表れる、青い空と黒い砂浜、サーカス、波が運んだ魚の群れ、青い服に赤い靴。ホドロフスキー監督は映画の中で家族を再生させ、自身の少年時代と家族への思いを、チリの鮮やかな景色の中で、現実と空想を瑞々しく交差させファンタスティックに描く。
1995年に実際に事故で息子を亡くして以降、アートを作る理由を考え続けてきたというホドロフスキー監督はこう語る。「これは人々の魂を癒す映画であり、映画の中で家族を再生することで、私の魂を癒す映画でもあった」と。
ハニカムでは『リアリティのダンス』の公開を記念して、読者5組10名様を試写会にご招待。ホドロフスキー監督最新作をいち早く鑑賞できるこの機会、是非ともご応募下さい。
text: Aika Kawada
【.fatale読者10名様ご招待!】
「『リアリティのダンス』試写会プレゼント」詳細
日程: 6月25日(木)
開場: 18:30
開映: 19:00
会場: セルバンテス文化センター東京
住所: 東京都千代田区六番町2-9 セルバンテス文化センター東京 地下1階オーディトリウム
ご招待枠: 5組10名様
応募方法:
件名に「『リアリティのダンス』試写会.fatale読者招待プレゼント」、本文に住所、氏名、年齢、職業、メールアドレス、ハニカムとファタール以外で普段読んでいる雑誌(WEB、紙媒体を明記)、ご意見・ご感想などをご記入のうえ、メールにてご応募ください。
宛先: honeyee@honeyee.com
応募締切: 6月20日(金)
*当選者の方にのみ、メールにてご連絡さしあげます。
*個人情報は、本イベントに関するご連絡のみに利用し、第三者に開示することはありません。
『リアリティのダンス』
監督・脚本: アレハンドロ・ホドロフスキー
出演: ブロンティス・ホドロフスキー、パメラ・フローレンス、クリストバル・・ホドロフスキー、アダン・ホドロフスキー
制作年:2013年
上映時間: 90分
制作国: 米
原題: The Dace of Reality
配給: アップリンク、パルコ
7月12日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷アップリンクほか全国順次公開