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1891年創業のフランスのシューズメーカーJ.M. Weston。アメリカ靴の無骨さやイギリス靴のノーブルさとはまた違った、程よい繊細さと軽さを備えたデザインが人気のベーシックなレザーシューズの代表的ブランドだ。トレンドにも左右されず、スタイルも選ばない完成されたデザインが魅力だが、このたび既存のコレクションとは一線を画す新しいカプセルコレクションが誕生。それが、Casely-Hayfordのデザイナー、チャーリー・ケイスリー＝ヘイフォードとJ.M. Westonのアーティスティックディレクターのミッシェル・ペリーによる「ジェイエムウエストン インバイツ チャーリー・ケイスリー=ヘイフォード」だ。

3つのアイテムのうち2つには、英国のスリーピース・スーツに伝統的にあしらわれてきたプリンス・オブ・ウェールズ・チェックを再解釈して採用。そこに独自のツイストを加えたデザインが特徴だ。このパターンは、ダブルソールとトリプルソールダービーに採用され、白と黒の二色を展開する。またJ.M. Westonのアイコンアイテムであるローファーは、キルティング加工のシルキーカーフスキンでデザイン。定番のそれとはまったく違った、新しいスタイルに生まれ変わっている。

ベーシックがトレンドの今だが、重要なのはそこに現代的なツイストをきかせて取り入れること。まさにそれを体現する注目作が誕生した。

Photo:Masaki Sato
text:Jun Namekata[The VOICE]