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数年前のヴィンテージのブームから「ヘリテージ」「クラシック」という言葉が飛び交うメンズファッションの世界。そこには、ある種の再発見があり、「チャーチ(Church's)」の人気モデル『シャンガイ』はまさにその好例であり、こちらの「サヴィル ロウ(Savile Row)」のフレームも然りだ。
1988年にイギリスでスタートしたこのブランドは、1932年に創業した「アルガ ワークス(Algha Works)」という工房のオリジナル商品。1940年代のイギリスでは、NHS(国営医療保険制度)が生まれ、政府から眼鏡が支給されていた。アルガワークスはその恩恵を受け、70年代後半まで約400種類もの眼鏡を生産。80年代には、NHSの制度がストップされると、アメリカの3大アイウエアブランドと称されるアメリカンオプティカル(AMERICAN OPTICAL)」に買収された。
といった数々の転機を乗り越え製作され続けるアイウエアには、彼らにしかできない伝統の技術が息づいている。その1つがゴールドによる特殊コーティング。通常、眼鏡では使用不可能といわれていた24金を独自の技法で巻き付けることで、金メッキにはない高級感と耐久性を実現している。さらにブランド名の通り、さまざまなカスタムオーダーも可能である。
photo: Masaki Sato
text: Tsuneyuki Tokano
アイウエア 30,450円[税込]
アイウエア 36,750円[税込]
アイウエア 35,700円[税込]
[問] blinc aoyama
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