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2012S/Sコレクションにて、数々の新素材の開発に成功した「ポータークラシック（Porter Classic）」。その１つがこちらの通称「スーパーナイロン」である。

この素材は、フライトジャケットなどで使用されている210Dという太さの糸でツイルの生地を織り、染色を行っていないキバタ（白生地）で縫製後、特殊な染料で製品染めを行うことで完成に到る、という代物だ。最大の特徴は質感であり、ナイロンの光沢感とウォシュドコットンのような風合いに、色むらやパッカリングなどが見られ、ユニークかつ味わい深い素材感が生まれている。アイテムはアパレルからバッグまで展開されている。

銀座から発信される「メイド イン ジャパン」の魅力は、時間とともにさらなる進化へと向かいながら、そしてより時代とフィットしていく。

photo: Masaki Sato
text: Tsuneyuki Tokano