honeyee.com｜Web Magazine「ハニカム」

リアルなアメリカンスタイルを象徴するブランドとして、世界中で絶対的な信頼度を獲得するGap。1969年の創業以来、今もなおトップクラスのシェアを誇るグローバルスタンダードブランドだ。もともと、デニムとレコードやカセットを扱うショップとしてデビューしたGapだが、この春、そのヘリテージアイテムといえるジーンズに今日的解釈を加えてモダンなファッションアイテムへと昇華させるプロジェクトが始動。それが「デニム イノベーション プロジェクト」だ。

これは異なるテーマを設定して、毎月2スタイルを国内の限定ストアにリリースしていく企画で、日本独自で展開するプロジェクト。デニムを取り巻くカルチャーやヒストリー、そしてシーズントレンドを融合させ、ディテールへと落とし込んだアイテムを展開していく。

1月18日にリリースされる第1弾のテーマは『Rockabilly in Black』。ジーンズがファッションへと進化した1950年代に一世風靡したロカビリースタイルをベースに、ライダースジャケットとスキニーデニムを展開。ブラックコーティングを施したデニムにブリーチ加工を施し、クラシカルなロックスタイルをモダンに引き上げたスタイルを打ち出す。

そして第2弾のリリースは2月8日。『Coal Miner』をテーマに、炭坑夫の作業着からインスパイアされたデニムシャツとワークパンツを展開。シャツには肘あてのディテールをあしらい、ワークパンツにはパッチ&リペアで長年作業着として大切に穿き込まれた風合いを演出。デニムの起源にフォーカスしたアイテムが登場する。

2月中旬以降もこだわりの詰まったスペシャルアイテムが続く予定。オーセンティックなアメリカを知るGapによるハイエンドなコレクションが、この春は話題になりそうだ。

text:Jun Namekata