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恵比寿LIQUIDROOM内の旧 Time Out Cafe & Diner / Gallery Spaceが、アートや音楽体験を含めたカルチャーを展示、発信する新しいギャラリースペース《KATA》として生まれ変わった 。その初回を飾るエキシビジョンが、国際的な広告やファッション誌での活躍の他、旅人でもある自身のユニークなライフスタイルを舞台にしたゲリラ・ドキュメンタリー写真家、ジェスパー・ヘインズの写真を中心としたインスタレーション空間として、 5月11日より開催される。
エキシビジョンのテーマは"ニューヨーク・ダークルーム"。ハウス、ヒップホップ、ノーウェイブなどを生んだ、まさにエネルギッシュなカルチャーの震源地となっていた80年代のNYのクラブやバー、ライブハウスの暗闇。そのただ中にいたジェスパーが切り取り封じ込めた写真によって、そのひとびとや風景が《KATA》のなかに蘇る。その暗闇は、同時にジェスパーが、反転した時間を銀塩で紙上に蘇らす、昼間の暗室でもある。それは彼が観て、体験し、そのアートの表現の源とも言える『ニューヨークとの恋物語』。そこにはいまや伝説となったアンディ・ウォーホルやキース・ヘリングといった伝説的なアイコンも、"ダークルーム"のなかのリアルな存在として溶け込んでいる。
Time Out Cafe & Dinerの3周年のレセプション・パーティーとともに共同で開催されるオープニングから4日間はジェスパー本人も来場し、時にはポートレイトも撮影する予定という。そして、5月11日より16日間の間、《KATA》は現在の"ダークルーム"となるべく、刺激的な様々なアーティストたちの連動インスタレーションが展開される。既に決定しているイベントは、Takkyu Ishino、DYE(THA BLUE HERB)、MOODMAN、KAJI HIDEKIなどによる音楽イベントの他、徳島の自然とこだわりの生産者が育てた安全・安心の野菜、フルーツ、特産品を紹介、販売している「とくしまマルシェ」による食材と良質な音楽によるイベントなど、幅広いラインナップとなっている。
この16日間の間、《KATA》では、"ダークルーム"が"展示"され、その空間と場自体を体験することができるということ。平日の夜、ふらりと家路に着く前に、エネルギーを注入するアートを介した社交空間が毎日そこに立ち現われる。東京のナイトライフを平日から活性化する16日間の《ダークルーム》。そこから生まれるものは、そこで体験した人々によって次なるアートとカルチャーに注ぎ込まれるだろう。
text: Akihiro Hayashi
開催期間: 2012年5月11日(金)〜26日(土)
時間: 月-金 11:30-19:00
※土・日 イヴェントにより異なります
会場: KATA (*ex.Time Out Cafe & Diner / Gallery Space) [LIQUIDROOM 2F]
所在地: 東京都渋谷区東3-16-6 LIQUIDROOM 2階
入場料: 無料
オープニング・レセプション
※Time Out Cafe & Dinerの3周年記念パーティーとともに開催。
日時: 2012年5月10日(木) 19:00-24:00
会場: Time Out Cafe & Diner + KATA[LIQUIDROOM 2F]
入場料: 無料
ARTIST: MUNEHIRO(acoustic set)、eli walks MOODMAN(house of liquid)、
KENSEI、NORI(GALLERY/SMOKER/KONTACTO)、COMPUMA and more
※ニューヨーク・ダークルーム
連動インスタレーション
オフィシャルサイトにて随時発表。
http://www.kata-gallery.net/