11 10/17 UPDATE
昨年創刊された雑誌、TOO MUCH magazineのレクチャーシリーズ、「ROMANTIC GEOGRAPHY」。あらゆる分野で活躍する批評家やアーティストを原宿VACANTに招き、レクチャーやワークショップ形式で開催される同シリーズの第二弾に、VISVIMのフラッグショップ、F.I.Lの店舗設計も手掛ける建築家/批評家の日埜直彦が登場する。
今シリーズの最終講座となる日埜によるレクチャーでは、北区の滝野川、品川区の戸越と言った決してガイドには載らない東京から、原宿や渋谷のような普段歩いている街の知らない側面を、東京に住んでいても意識することのない東京の顔を確かめながら、世界最大の都市である東京がどのように成り立ち機能しているのかを写真とデータを使いながら見ていく。
現在世界を巡回中の、都市に関する国際巡回展「Struggling Cities」展や、森美術館で開催中の「メタボリズム未来都市展」のキュレーションにも関わり、VISVIMの店舗設計、展示設計も手がける日埜のフィルターを通じて、巨大都市東京の姿が紐解かれる期待のレクチャーではないだろうか?
「東京はカオス的都市と言われますが、計画というアプローチでコントロールをしようとする都市のあり方が歴史的には終わっているのかもしれません。都市は 自ずと巨大化し、収集がつかず、整然としていないし、計画も貫徹されないものです。古い都市に新しい都市が重なり、計画的な街区と無秩序な街区が隣接す る、異なる視点、異なるベクトル、そんなものが同居してこそ都市です。必要性から導かれた場当たり的な対応こそが、合理的な計画よりもはるかに効率的で機能的です」( TOO MUCH magazine Issue 2、日埜直彦「Our City Can't be Controlled」より)
text:honeyee.com
2011.10.23 (Sun)
at VACANT
http://www.n0idea.com/
open 18:30 / start 19:00
料金: ¥1,000
講師: 日埜直彦
予約: VACANT booking@n0idea.com
※件名を「Unknown Tokyo」とし、本文に「お名前/人数/ご連絡先」を記入したメールをご送信ください。
※万が一、2、3日経っても返信がない場合は、03-6459-2962(VACANT)までお電話ください。
日埜直彦(ひの・なおひこ)
1971 年生。建築家/批評家。日埜建築設計事務所主宰。
2006年より芝浦工業大学非常勤講師。
都市に関する国際巡回展「Struggling Cities」展をキュレーションし現在、世界巡回中。また、森美術館で開催中の「メタボリズム未来都市展」のキュレーションにも関わる。またファッションブランド、Visvimのフラッグショップ、F.I.L.の全ての店舗の設計を手がける。
http://hino.nu/
http://twitter.com/naohikohino