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1971年、アメリカ・ワシントン州シアトルのパイクプレイス マーケットにオープンしてから、今年で創業40周年を迎えるスターバックス。「STARBUCKS COFFEE」の文字の無い、「セイレン（人魚）」のみのシンプルなデザインへと一新されたブランドロゴも、この春より全国の店舗へ順次展開されるなど、ブランド全体を通じた新たなコミュニケーションが始まっている。

これまでも各地に独自の特色を持ったコンセプトショップが展開されてきたが、3月31日（木）にリニューアルオープンとなった表参道 B-SIDE店は、その立地特性も活かした、まさに「都市のサードプレイス」と呼ぶに相応しい注目のショップとして期待される。

同店のリニューアルにあたっては、自らもスターバックスを日常的に愛用する藤原ヒロシが企画段階から参加しており、空間構成や装飾、BGMセレクトなど、「自身がゆったりとくつろげる空間」への意識が随所に活かされた作りとなっている。また、意匠のみならず、その「コンテンツ」についても注目の試みがいくつか展開されている。

まず、オープン時には、「コーヒーが飲めない人でも楽しめる」お店として、紅茶を使ったアレンジドリンクが同店限定で提供され、継続的な独自メニューの開発も検討されている。また、店内に設置された本棚に並べられた書籍や雑誌は、もちろん店内で自由に閲覧できるが、陳列される書籍や雑誌自体、このお店の来訪者による寄贈によって流動的に構成されていく事で、空間と読書を通じたコミュニケーション装置としても機能していくかもしれない、興味深い試みといえる。独自の空間とゆったりとした時間を堪能しに、ぜひ一度訪れてみて欲しい。

なお、同店のリニューアルオープンを記念し、藤原ヒロシによりデザインされた限定のマグカップ(非売品）をハニカム読者の皆様に抽選で5名様へプレゼント致します。ご応募方法は右記をご欄ください。

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