honeyee.com｜Web Magazine「ハニカム」

2011年にスタート以来、アーティスティックなアプローチでワコマリアのコレクションを魅力的に捉え続けてきたヴィジュアルブック。前作ではNYを拠点とする気鋭の写真家ティム・バーバーとタッグを組み、ブランドの新たな世界観を披露するなど、回を重ねる毎に進化してきた。そんな注目すべきヴィジュアルブックの最新号が間もなくリリースされる。

気になるお相手は、ユースカルチャーの深層に迫り続ける伝説的な写真家であり、映画監督でもあるラリー・クラーク。ワコマリアからの熱烈なラブコールのもと実現した奇跡とも言えるセッションでは、ディレクターにワコマリアと親交が深いスタイリストの野口強が参加。2006年に発表されたラリー・クラークの映画『ワサップ・ロッカーズ』に出演したキッズをモデルとして、彼らの地元であり、映画の舞台にもなったロサンゼルスのサウスセントラルにある"ゲトー"と呼ばれる場所で4日間かけて撮影を敢行。誌面には、ワコマリアのコレクションを着用した撮り下ろしの作品に加え、コラージュやペインティング、同じく過去の映画『キッズ』や『ケンパーク』のオフショットなどのアーカイブ、さらには2014年年リリース予定の最新作『ザ・スメル・オブ・アス』のスチールまでも収録。

「この本は、俺から東京、そしてワコマリアへのラブレターだ」とラリー・クラークが語るように、今年70歳を迎えながらも、最前線で耀きを放ち続ける同氏の集大成と言っても過言ではない。2月10日（月）より、ワコマリア正規ディーラー及び、大手書店にて発売予定となっているので、早めのチェックが必要だろう。

photo: Masaki Sato
text: Naoki Otobe