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下北沢に2年前にオープンし瞬く間に数多くのメディアで紹介されるようになったエスプレッソ中心のカフェ（エスプレッソ・バー）、「ベアポンド・エスプレッソ」による初の本。

この本の編集を手掛けた菅付雅信も、「勝手ながら『日本最高のエスプレッソ』だと思っております。」と言うこのお店。オーナー・バリスタの田中勝幸氏が、東京やニューヨークの広告代理店マン、フェデックスなどの華やかな経歴を持ちながら、スペシャルティコーヒーの革命が起きつつあったNYでエスプレッソの魅力に惹かれ、長年のバリスタのトレーニングを経た後、2年前にオープンした。

この本は、そのバリスタの波乱万丈な人生とベアポンドが示す新しいエスプレッソ文化を紹介するもの。操上和美の撮りおろしによる巻頭ポートレイトに始まり、バリスタ田中氏の活動を追いかけ東京とニューヨークで長期にわたって取材されたシーンの数々は、今のエスプレッソ・カルチャーのホットな側面を克明に描いている。

さらにミュージシャンで同じ下北沢の住民として親交のある曽我部恵一、そして、NYを代表するエスプレッソ・バー、「ギミ！コーヒー」のオーナー、ケヴィン・クッデバックとの対談も収録されており、まさに読み応え十分な「エスプレッソ道」と言える一冊。

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